高気密・高断熱が生みだす快適で安全な家
高気密・高断熱住宅では光熱費が抑えることだけでなく健康生活への悪影響を抑えることもできます。
“夏涼しく冬暖かい家”そんな住まいの基本は断熱と気密にあります。「断熱や気密を高める」というと、自然・環境・健康とそれらのテーマと対峙するかのように思われますが、それは大きな誤解です。自然の風や光、熱を取り込み、それらを最大限に活かすには、まずは断熱計画・気密計画がしっかりできていることが重要であり、「断熱」と「気密」は一体となります。
無垢スタイルの高気密・高断熱の注文住宅では、暖冷房による消費エネルギーの削減となり、環境にも家計にも優しい省エネ住宅です。
-
高断熱・高気密の家のメリット1
ヒートショック対策
急激な温度変化による身体が受ける影響のことです。住宅での入浴中の急死の理由のほとんどが「お風呂場と脱衣室」の温度差が原因とされています。住宅における建物内の温度を24時間一定に均一にしヒートショックを抑制することが健康的な生活環境として必要不可欠になっています。
-
高断熱・高気密の家のメリット2
結露の防止
家の窓の結露の正体は空気中の水蒸気。カビの発生やダニの生息などの温床になり、健康にも悪影響を及ぼしかねません。木は呼吸し調湿機能をもっているため、木をふんだんに使用した室内は結露が生じにくく快適な環境を保ちます。
高断熱は住む方の健康と、木材の乾燥保持で住宅本体の耐久性を高め、長寿命の住まいとなります。環境や健康に大いに貢献し、次世代に引き継ぐ住まいをつくることとなります。
自然素材を活かす高断熱・高気密住宅
-
-
壁の断熱材であるセルロースファイバーは、健康と安全に配慮された木質繊維素材。防火性、防音性、防虫性はじめ、気密性も高く光熱費の節約も期待できます。近年、この高断熱工事でも環境問題がクローズアップされ防火・防音・防虫が、注目されてきています。
- 「住宅の省エネルギー化の向上」 「建築資材のリサイクルの必要性」 「室内汚染を防ぐ自然素材の活用」
01壁の高断熱・高気密
人と家と地球にやさしい天然木質繊維の断熱材『セルロースファイバー』で高断熱の壁を形成します。
私たちは、それらの諸問題を解決する断熱材として、新聞古紙からリサイクル生産される「セルロースファイバー断熱材」をおすすめしています。
-
セルロースファイバーとは
セルロースファイバー断熱材は木質系断熱材で、原料が木質繊維であるため、自然素材のエコな断熱材で、ホウ素系薬剤を添加し造られます。断熱性能の他に、調湿性能、防火性能、防音性能、防虫性能など多くの性能が備わっている付加価値の高い断熱材です。
セルロースファイバーの特長
低い熱伝導率が実現できているのは、熱を伝える「空気」が動かない構造となっているためです。繊維の中に多くの動かない空気を持つ構造のため、高い断熱効果を発揮します。
-
防火性能
セルロースファイバーは木質繊維が原料となっているため、燃えやすいのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、添加されているホウ素系薬剤の効果により燃え広がることなく優れた防火性能を発揮します。
-
防音性能
セルロースファイバーは壁の中に隙間なく吹き込む施工を行うため、高い密度で断熱材が充填されます。また、配管などの障害物があったとしても、隙間ができません。そのため、家は密封されたような状態になるため、高い防音性能を発揮することができます。
-
防虫・防カビ
セルロースファイバーはホウ素系薬剤が添加されているため、防虫性能があります。ホウ酸なのですが、害虫やカビなどがイヤがる成分が含まれているため、防虫・防カビに効果を発揮します。また、ホウ素系薬剤は眼科で目の洗浄に使われているほど人体には悪影響のないものですので、安心できます。
一般的に断熱材は、その繊維間に連続気泡として、多くの動かない空気を持っているのが特徴です。セルロースファイバーは、天然木質繊維を原料として作られています。繊維の絡み合いによる連続気泡だけではなく、繊維の中にも多くの動かない空気泡を抱えているのです。だから、空気の層が二重となり、ダブル効果を発揮します。結果、熱伝導率が低く、断熱性に優れているといえるのです。
無垢スタイルでは、壁、天井の断熱材にセルロースファイバーを採用しています。
-
-
屋内と屋外の狭間にある存在の、屋根・換気・外壁・床・窓。その中でも、圧倒的に熱損率が高いのが「窓」です。
無垢スタイルの注文住宅では、暖房熱の最大の逃げ道である「窓」から室内の熱を逃げにくくし、快適な高断熱・高気密住宅を実現するためペアガラスを採用しています。
02窓の高断熱・高気密
熱の移動を防ぐ『ペアガラス(複層ガラス)』を採用し窓に断熱効果をもたらせ高断熱住宅を実現します。
-
Low-Eガラス/ペアガラス
Low-Eガラスの「Low-E」は、Low Emissivityのことです。「低放射」という意味で、一般的な1枚ガラスが放射率0.85程度ですが、Low-Eガラスは放射率が0.1以下になります。この放射率が低ければ低いほど赤外線を反射させ熱を通しませんので、断熱性を高めることができます。
ペアガラスとは、その名の通りガラスを二重にしたものです。空気の熱伝導率が低いことを利用して、2枚のガラスの間に乾燥した空気を密閉し高断熱にし、結露しにくいのが特徴です。ガラスの断熱性が高ければ冷暖房の効きも良いため、省エネ効果も期待できます。無垢スタイルで採用しているペアガラスの空気層は、一般の建売ローコストのものよりも6mmほど広いガラスを使い断熱性をを高め、サッシの外壁下地に接する面にはすべて気密テープを施し気密を高め、高断熱・高気密な家を実現します。
-
-
高い断熱性と気密性を誇る泡状の発泡ウレタン断熱。複雑な構造の住宅も現場で直接吹付けて発泡させるため機密性を高めることができます。また、自己接着能力によって強力に接着するので、長期間に亘って優れた気密・断熱性を維持します。高い気密・断熱性をもつ住宅は省エネルギー効果が高く、建物の冷暖房に要する光熱費を削減します。また、泡断熱は吸音性にも優れています。高い気密性により外部の騒音や内側からの生活音の漏れを軽減し、音をスポンジ状のフォーム内に拡散します。外の騒音や生活音の漏れを気にすることなく、お過ごしいただけます。
03泡の高断熱・高気密
発泡ウレタンを家全体を吹き付けて発泡させる新しい断熱材です。
-
04床・土台の高断熱・高気密
床や土台の断熱対策で地面からの底冷えを防ぎ家全体の断熱性能をアップします。
床の断熱材は、工場でプレカットされたボート断熱材を敷きつめ、材料のムダを省くと同時に気密性を高めています。床の断熱材の上に全面気密シートを張り、シートのジョイントには気密テープを貼り、気密性を確保しています。床下からの貫通部は気密テープ・シーリングで隙間処理を行います。
05屋根の高断熱・高気密
夏は太陽からの遮熱を抑え、冬は室内の暖気を逃がさないための屋根の断熱対策。
屋根の断熱性を高める目的は、夏場は日射熱の侵入を防ぐことで屋根の火照りを抑えて冷房の効きを向上させ、冬場は暖房の熱を逃げにくくして、暖かい部屋の保温性を向上させるためです。無垢スタイルでは気密の高い内断熱の泡断熱を標準にしています。断熱材の外側には通気層を確保しています。
06熟練の職人が生み出すの高断熱・高気密の家
熟練した職人技から生み出される細かな断熱・気密対策が高断熱・高気密住宅にさせます。
断熱材を施工する上で一番重要なのは、隙間なく施工すること。隙間があるとそこから熱が逃げてしまい断熱効果が得られません。気密性を上げるのは職人の技術が必要です。手間を惜しまずに丁寧に施工しなければなりません。無垢スタイルでは徹底した気密対策を設け、C値の全棟平均が0.33㎠/㎡と高気密をつくりだし、断熱性能を最大限にまで引き出しています。
-
HEAT20水準の断熱性能
無垢スタイルの平均UA値は0.43W/㎡K。HEAT20が水準とする数値をクリアし、全棟にハイクラスな断熱性能を搭載いたしました。無垢スタイルの注文住宅は快適・健康・省エネという利点を備えた住まいで、ファミリーライフを楽しく過ごせる高断熱の住まいをお約束します。
-
ZEH基準の高断熱・高気密の省エネ住宅
自然素材溢れるナチュラルな注文住宅と次世代住宅のZEH基準を兼ね揃えた無垢スタイルのならではのゼロエネ住宅を実現するため、無垢スタイルは『ZEHビルダー』として認定され、第三者認証の『BELS』にも申請しています。
太陽や風を活かす技術や設備
-
太陽光発電システム
太陽の光はクリーンで、いま、最も注目されている自然エネルギーです。発電して余った電力は電力会社へ売り、夜間や発電量が少ない雨の日などは電力会社から購入するシステムです。電力会社との接続(系統連系)により、昼間に多く発電し余った電力は自動的に電力会社に送られ、発電しない夜間や雨などで発電量が少ない時は電力会社から電力の供給を受けることができます。
-
夜間蓄熱暖房/夜間蓄熱床暖房
夜間蓄熱暖房は、夜間電力で暖房しながら蓄熱し、早朝から蓄えた熱を放射するので、24時間暖房効果を得られます。また輻射熱なので部屋全体をムラ無く暖めチリやホコリも巻き上げません。リフォームにも最適です。
床暖房には温水式や非蓄熱の電気式などがありますが、蓄熱式床暖房は輻射熱の24時間暖房を可能にしています。しかも高効率で省エネ性に優れた潜熱蓄熱式です。
※潜熱:物質が融解、気化、凝固する時に吸収または放熱される熱
パッシブ蓄熱
パッシヴ蓄熱とは、潜熱蓄熱材を壁や床下に設け、自然エネルギーを利用した蓄熱工法です。熱暖房や昼間の日差し、日常生活で発生する熱で暖められると25℃で融解し、お部屋の温度の上がりすぎを抑えて熱を蓄えます。お部屋の温度が冷えてくると19℃で固体に戻りますが、その時に大きな凝固熱を発生させます。このように20℃前後で蓄熱・放熱して急激な温度の変化を抑えるので、夏場も熱くなり過ぎずに快適に保ちます。
-
自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
家庭で一番エネルギーを消費するのが給湯。エコキュートは自然冷媒(CO2)を利用して、大気の熱を吸収し、電気の力でギュッと圧縮して高温にするヒートポンプ技術を採用することで、消費電力を従来の電気温水器の1/3に節約できとっても経済的。
無垢ブリーズシステム(全館空調システム)
無垢ブリーズシステムは、エアコンの空調室に備え付けられた1台のみで稼働します。各部屋には熱い風や冷たい風を吹き出すエアコンはいりません。空調室から送られた室温と3~5度差程度の空気が、各部屋の給気口から室内に届けられます。これだけ室温と差がないと、人間は気流をあまり感じません。大量の空気が送り届けられているにもかかわらず、風量をほとんど感じないのです。
熱交換型換気システム
⾃然の空気を給気し室内の熱と湿気を回収します。集中コントローラー1基につき最⼤6台までの換気ユニットを同期し、連動運転させます。稼働時は給排気の最⼤91%までの熱と湿度が回収されます。