部屋の季節感
小さい頃、福音館書店の『ぐりとぐら』が大好きでした。
息子に読んで聞かせたら、彼も大好きになり、二人で暗唱するほど繰り返し読んでいます。
小さい頃は、リズム感のある文体や、かわいらしいキャラクターに夢中でしたが、大人になって改めて、絵全体を眺めてみると、その中に、いつも季節の草花があふれるほど描かれているのに気が付きました。
外の景色はもちろん、お部屋にも、植木鉢や花瓶だけでなく、壁や柱にも、花や草が掛かっていて、とても賑やか。
私たちの部屋も、豊かに季節を感じられるようにしたい。
アパート暮らしのころはクリスマスリースくらいしか作れなかったけれど、今は庭に四季の草花があります。ぜひ、活用しなくては! と思い立って、ひまわり・蚊よけ草、小花はドライフラワーにして、ハーブや大きくなりすぎたオクラ(笑)は生のまま飾ってみました。
小さなのれん風の松ぼっくりは、私が各地を旅行して集めたもの。
10年ほど前、私が編集の仕事をしていた頃に取材先で集めたもので、選りすぐりの美しい形。しまっておいてはもったいないと、紙紐で繋げて、部屋の飾りにしてみました。
こうして植物を飾っていると、なんだかぐりとぐらの部屋みたいになってきたでしょう?
もうすぐ綿が実ります。白くはじけた綿はとてもかわいらしい。はやく飾ってみたいです。